【介護士必読】認知症の原因と種類とは?みなさんに知ってほしい認知症の基礎


 

認知症について話をする時に、「いつも暴力的で困っている」とか「いつも騒いでいる」というように、「いつも○○で困っている」というように表現されることがあります。
しかし、24時間365日同じ状態ということはあり得ません。
よくよく観察してみると、認知症の症状が現れる時間が一定だったり、何かの原因やきっかけがあって症状が現れたり、というようなことが発見できる可能性があります。

 

 

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画像引用【大野城市

・認知症は病気ではない

認知症の原因には、病気やストレスなどさまざまな要素があります。
まだ明らかでない部分もありますが、原因になることがわかっている病気はいくつかあり、

その病気を治療することで認知症を改善できるケースもあります。

 

 

そのため認知症の改善には、まず原因になる病気について正しく理解し、対処することが大切です。

 

また、原因となり得る病気を予防するために、生活習慣を見直すことも肝心です。

 

 

 

なお、認知症の発症・悪化には心理的な影響も関わっていることがあり、認知症を発症しやすい性格もあるといわれています。

・原因となる病気とは?

 

 

アルツハイマー病

アルツハイマー型認知症の原因となる病気で、認知症の中で最も多い疾患です。

 

発症の原因はいくつかの説がありますが、いまだ明らかにされていません。

 

 

 

脳内の神経細胞が急激に減り、脳が委縮してしまうことで、高度の認知障害や知能低下、人格の崩壊などが起こります。

 

 

 

初期の段階では人や物の名前を忘れるなどの記憶障害がゆっくりと進行し、徐々に生活に支障が出るようになります。

 

 

症状経過の中で、被害妄想や幻覚などが出現することもあり、暴言・暴力・徘徊など問題行動が起こります。

 

 

重症化すると家族のことがわからなくなったり、意志疎通ができなくなるなどの認知障害も発症。

 

 

身体機能も低下して、寝たきりとなることが多いです。

 

 

 

パーキンソン病

神経伝達物質のドーパミンが減少することで起こる病気です。代表的な症状としては運動機能の低下で、

 

 

手足の震え(振戦)や筋肉の強張り・委縮、顔の表情筋の硬直などが起こります。

 

 

 

進行は緩やかで、症状には大別して運動症状と非運動症状があります。
運動症状は安静時に手足が震える、歩行時の一歩が踏み出せない、小刻みで歩行する、まばたきが少なく表情が乏しいなど。
非運動症状は便秘、多汗、排尿障害などの自律神経障害、うつ症状、認知障害などの精神障害です。

 

 

 

なお、パーキンソン病患者は、合併症として認知症を発症する確率が高いことが近年わかってきました。

 

 

ピック病

大脳の側頭葉と前頭葉が萎縮することで、神経細胞であるニューロンが侵害され、

 

ピック小体と言われる神経細胞が現れて脳が機能障害を起こす病気です。

 

 

情緒が不安定になり、粗暴な行為、人格の崩壊、

 

短絡的な判断、反社会的・反道徳的な行動をするようになります。

 

 

記憶力の低下などははみられません。

 

 

低年齢で発症するケースもあり、若年性アルツハイマーと勘違いされることがあります。

 

 

 

びまん性レビー小体病

大脳皮質の神経細胞内にレビー小体という物質が現れ、神経細胞が減少する病気です。

 

 

 

幻覚、幻聴、妄想など認知障害が特徴で、疑い深くなるなどのうつ症状が強くみられます。

 

 

症状が進行するにつれ、パーキンソン病の運動障害が現れ、認知症の症状も進行します。

 

 

 

*こちらは主な原因ですのでその他の病気によって引き起こされる場合もあります。

・まとめ

今回は認知症に関する情報を少しだけお伝えいたしました。

認知症はまだまだ解明されていない部分もたくさんあります。

介護に携わっている方全員に少しでも多くの知識を知っておいていただきたいと思います。

 

 

参考HP【認知症はなぜ発症するか?