【介護業界】こんな会社も?!介護業界に参入する他業種企業によって振り回される介護士たち


今年に入り業界大手のメッセージ損保ジャパン日本興亜(SOMPO)ホールディングスに買収され

業界2位の勢力図になったことを連日ニュースで見た人も多いかと思います。

これ以外にも毎年新規参入する企業が増えている介護業界ですが、

一番振り回されているのは現場の介護士の皆様だと思います。

まず何故こうも新規参入が多いのかを解説したいと思います。

・介護業界の市場規模予測

介護事業の市場規模は、介護保険の介護給付費において2013年で約9兆円です。

このままいくと2025年には約20兆円とだいたい今の2倍になるとされています。

参考HP(厚生労働省

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画像引用【お金があれば幸せ?

市場規模の拡大に伴い、今の状況ではカバーできない実情もあるため新規参入してくる企業が多いのです。

こんなにも成長する背景にはこういった理由があります。

・団塊の世代の存在

介護ビジネスにおいては2015年で65歳となる団塊の世代がメイン顧客層になっていきます。

これまでの戦争を知る高齢者層とは価値観が異なることで、そこに新しいビジネスの形が求められると言えるでしょう。

さらに今後の高齢者の増加に伴い介護保険内だけでは利用者のニーズに応えきれず、介護保険外のサービスが求められています。

裏を返せば新規参入組はチャンスとなります。

ですがそれでもリスクは伴います。

・介護ビジネスのリスクと厳しさ

まず、3年ごとに行われる介護保険法の改定があります。

それにより今までのやり方が通じなくなることや介護報酬が大幅に削減されるといった可能性も見えてくるため、

企業自体の持久力があるところの参入が介護業界繁栄には不可欠になってきます。

また職員の継勤率が低く業界全体の課題とされています。

それと社員教育を継続的に行える企業は限られそこに時間と費用が費やされます。

業態が似ているためサービスが画一化してしまい他との差別化が難しいのも特徴です。

画期的な事業形態が少なく”介護ロボット”の普及などの淡い期待を強いられているのも現状です。

これらをふまえると大企業でも撤退していく理由がわかると思います。

ワタミでもうまくいかなかった例を踏まえると簡単ではないことはわかると思います。

・大変な思いをする現場の介護士たち

新規参入で親会社が変わったりすることによって現場の介護士の方たちへの影響も少なからずあります。

まず介護士に聞いてみた実際に起きたことを書き出すと、

・親会社が変わるのでとりあえず変な時期に有給を消化してくれと頼まれる

まだ取れるだけ良心的かもしれませんが取りたくもない時期に取らされてしまうのはどうかと思います。

・企業理念などの読み合わせや業務内容に追加された項目が増え仕事内容が増えた

親会社が変わると少しでも改善しようといった動きの中で業務内容が増えてしまうこともあるようです。

・受講済みの社内研修の再受講を求められる

現場の中間管理職の方に多いのが再受講の要請で休みが削られて大変な思いをしているという声を聞きます。

・まとめ

新規参入によって業界が盛り上がろうとしている背景にはこういった現場の方の日々の負担があることをお忘れなきようお願い致します。

参考HP【介護市場って参入しやすいの?