【介護知識】意外と知られていない”介護認定制度”の話


介護認定制度は介護が必要な場合にどの程度の支援や介助が必要かを”介護認定審査会”を通じて判定される制度のことを言います。

 

こちらの認定なのですが、正確に行われているか全く誰もわかっていないのが実情です。

この介護認定を元に介護保険をどの程度使用できるかが介護が必要な方の負担に直接つながります(介護保険の支給限度額が変わる)

ですが現場の声として、「この人が要介護2なの?」のような実際に介助の負担と釣り合っていない場合があり疑問の声も上がっています。

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画像引用【写真AC

・介護認定はどのように行われているか?

介護サービスの必要度(どれ位、介護サービスを行う必要があるか)の判定は、客観的で公平な判定を行うため、コンピュータによる一次判定と、それを原案として保健医療福祉の学識経験者が行う二次判定の二段階で行います。

文章引用【厚生労働省

 

・保健医療福祉の学識経験者とは?

介護認定の調査時に新規申請時は市区町村の職員、市区町村よりその業務を委託された事務受託法人(社会福祉法人、民間の企業、日本赤十字等)が行い、

更新時、または要介護認定変更申請がされた際の調査を行えるのは、市区町村職員、事務受託法人の他に、居宅介護支援事業者、介護保険施設、地域密着型介護老人福祉施設等、また介護支援専門員(ケアマネージャー)と厚生労働省にて定められています。

・”介護認定”の基準とは

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画像引用【介護福祉士試験対策

介護認定がどういう基準で定められているのかご紹介します。

・要介護1

部分的な介護を要する状態です。

具体的には、以下などの状態をいいます。

・日常の動作全般にわたって不安定で、物忘れもみられる。

・立ち上がりや歩行が不安定である

・食事や排泄はだいたい一人でできる

・身だしなみや居室の掃除などの身の回りの動作になんらかの介助や見守りが必要

要介護度1の月額支給限度額は、”約165800円”となります。

・要介護2

軽度の介護を要する状態です。

具体的には、以下などの状態をいいます。

・立ち上がりや動作に何らかの支えを必要とする

・物忘れや周囲に無関心な行動もみられる

・食事や排泄になんらかの介助を必要とすることがある

・身だしなみや居室の掃除などの身の回りの動作全般になんらかの介助や見守りが必要

要介護度2の月額支給限度額は、”約194800円”となります。

・要介護3

中等度の介護を要する状態です。

具体的には、以下などの状態をいいます。

・入浴や排泄などの行動が自分一人の力ではできない

・立ち上がりや歩行などが自力ではできない

・認知症に関連する問題行動もあらわれる

・身だしなみや居室の掃除などの動作が自分一人ではできない

要介護度3の月額支給限度額は、”約267500円”となります。

・要介護4

重度の介護を要する状態です。

具体的には、以下などの状態をいいます。

・立ち上がりや歩行が自分一人の力ではできない

・身だしなみや居室の掃除などの身の回りの動作が自分一人ではできない

・知的能力の低下がみられる

・日常生活能力がかなり低下、尿意や便意がなくなるなど生活全般の介護が必要

要介護度4の月額支給限度額は、”約306000円”となります。

・要介護5

最重度の介護を要する状態です。

具体的には、以下などの状態をいいます。

・生活全般で、全面的な介護が必要

・自分の力で食事や排泄ができない

・意志の伝達が困難

・多くの問題行動や理解力の低下がみられることがある

・歩行や両足での立位保持などの動作がほとんどできない

要介護度5の月額支給限度額は、”約358300円”となります。

 

・まとめ

 

前述で述べたように介護認定に疑問を持っている現場の人は多いのは事実です。

コンピューターで行う一次判定は公正さを保てているようですが二次判定は対人で行われるため基準の文面の捉え方により個人差が生まれるのは”しょうがない”とも言えます。

介護保険の財源を考えると誰にでも介護度を高く設定することはできないので厳しく審査していると言えるのかもしれません。

 

 

介護認定についての関連HP

厚生労働省介護予防

介護保険制度における要介護認定の仕組み

要介護認定はどのように行われるか

要介護認定調査をうけるコツを教えます

介護保険認定調査員とは