認知症になった人の「心」を知る事の大切さ


どうも初めまして”2025年の新しい福祉を創る介護士”です。

訪問介護のサービス提供責任者・その後は有料老人ホームや特別養護老人ホームで勤務し、現在は小規模多機能型居宅介護と認知症グループホームが併設した事業所「しゃくじいの庭」にて勤務しています。

高齢者介護とは別に2年前から障がい当事者と支援者が集まる交流会を開催しています。

今回は私が介護士を通じて感じたことの1つである”認知症と心”に関してをまとめてみました。

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画像引用【写真AC

【様々な認知症状】

認知症にはアルツハイマー型やレビー小体型、血管性認知症など様々なタイプの認知症がありますね。BPSD(行動・心理症状)も様々です。

徘徊や食べ物でないものを口に運んだり、トイレの場所がわからず廊下で用をたしたりする人もいます。

ただし、徘徊や混乱したような言動にもその人なりの理由があります。

【認知症対応の難しさ】

私も短い介護経験ですが色々な認知症当事者の方々とお会いしました。

訳も分からずいきなり大声で泣き始める人、一心に歩き続ける人、いきなり手や足が出てきて人に暴力を振るう人・・・・

2年前、有料老人ホームに勤めていた時にはこの様な人達がいました。

朝は穏やかですが夕方になると本当に人が変わった様に攻撃的になるお婆さんがいました。

介護を拒否し、時には持っている杖で殴りかかってきたり、お茶を相手にかけることも。

別の認知症の人も不機嫌な時とにこやかな笑顔でいる時と両極端になる方がいました。

自分の事が嫌いだからではなく誰に対しても同じ様に振る舞います。

時間帯も決まっていて、朝起きる時や夕方にその様に人が変わります。

その人達とは、同じ場所にいるのにコミュニケーションが取れず、その方はまるで違う世界に存在している様な、心の通わないやるせない気持ちになります。

介護業界に入る前に学校で一通りの介護の勉強をしましたが、認知症状は複雑でそれだけの知識ではこの人達の状況を正しく理解するのは難しいと思っていました。

認知症当事者とは出来れば会いたくないとさえ思いました。

【ある認知症講座との出会い】

そんな中認知症の人の気持ちを理解する研修を行っている、渡辺哲弘さん(株式会社きらめき介護塾)のセミナーを聞き、認知症当事者は何故不可解な言動をするのだろう?と少しづつですが知ることが出来る様になりました。

徐々に認知症当事者の心の中を予測することが出来る様になり、本人への対応も変えていく事が出来る様になりました。

声かけの仕方やその人が生活で困らない様に先に準備すると相手が混乱しないようになりました。

【これからの認知症介護の在り方】

2012年現在で認知症当事者数は約460万人、今後日本では2025年には700万人、65歳の5人に1人が認知症になると予想されています。

それに伴い介護をしなければいけなくなる家族も増加していきます。

家族に対して本人の認知症状がどんなものかを教えていく事も介護士の役割の一つです。

現在小規模多機能型居宅介護に勤めていますが、介護を初めて利用する方や、遠方の両親を家族が自分の近くに呼び寄せるケースもありますが、親の介護をきっかけに今まで見えなかった家族間の問題が出てきて親との関係に悩む方も多くなってきています。

今後の認知症介護は介護士が本人のケアをするだけではなく、家族間の悩みの傾聴や介護へのアドバイスも必要になってくると思います。