介護現場の離職率と職場環境の因果関係とは?


介護現場の労働環境について(【労働環境】介護士の良い労働環境とは?1)、(【介護業界】介護士の給料が良い職場選びと給料が上がらない理由とは?)、以前書かせていただきましたが、

今回は”労働環境と離職”にどういう関係があるのかをまとめさせていただきました。

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画像引用【写真AC

・介護の労働環境の満足度

厚生労働省の調べによると、仕事の満足度は年々低下傾向にあります。(参考HP

そんな中、介護士はどうかというと、

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画像引用【厚生労働省

こちらは(公財)介護労働安定センターの「平成25年度介護労働実態調査」というものですが、賃金待遇面の不満が多いことがわかります。

・労働環境と離職率について

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画像引用【キャリラブ

他の産業と比べてもさほど大差はないのは有名ですが、

以前取り上げさせていただきましたが、(【求職者必読】現役介護士が分析した介護業界の10企業)今の介護業界の労働環境の差は法人により”天と地ほどの差”があります。

そのため、離職が多い事業所と少ない事業所があります。

例えば

某株式会社運営の介護施設のケアスタッフの場合だとボーナス年2回、社保、労災、雇保、厚年、夜勤月4回の月8日休みで額面20万超える待遇の職場もあれば、

某株式会社運営の介護施設のケアスタッフの場合がボーナス年1回、労災、雇保、夜勤月6回の月6日から7日休みで額面20万円程の職場。

中身を知らなければ前者を選ぶ方が多いかと思います。

ですが内情を知る術がないため口コミでの情報収集をして自分にあった環境で働く為に離職が繰り返される職業という見方も出来ます。

・環境以外の離職原因

端的に言うと、”介護職はもともと長く続けられる人が他の仕事に比べると少ない”ということです。

腰痛のような身体的な要因、人間関係による精神的な要因と退職する理由はたくさん出てくるような仕事であることは明白です。勤続年数も平均すると約5年未満の方が多い業界です。

 

 

 

他にもキャリアアップの資格を取得したという理由もあります。

これに関しては、”介護福祉士からケアマネージャーを取得し”ケアスタッフではなくなったというパターンがあります。

原則としてケアマネージャーは介護士としての仕事はしないことになっているので現場からすると現場の介護士が少なくなったとなるのは仕方ないところではあります。

ケアマネージャー取得を機に転職する人も少なくありません。

ケアマネの仕事内容はこちら(【福祉専門職】ケアマネージャーの本質的な役割とは

・介護士が精神を病んで退職したくなる理由

現場で働いていて精神状態が良くない介護士さんを見ることも少なくありませんが、なぜ病むかというと

一つは”夜勤”です。

人間は睡眠が取れないと精神的に不安定になります。(参考HP)そう言った状況下で、何が起きるかわからない状況で50人を2人で世話するといった形が退職を促進します。

二つ目は”人間関係”です。

施設に関してはずっとそこで住んでいる人たちに対してのケアになりますので、その人と上手く人間関係を構築できないとなるとケアが上手くできなくなるのは当然です。

そういう理由によって介護士は病んで辞めたくなります。

 

・まとめ

介護業界の中でも今最も重要視されている”労働環境の整備”や”離職の問題”ですが必ずしも労働者や法人、事業所だけのせいとは限りませんが介護をする上での環境整備を業界が行うことが先決です。