【介護士必読】介護士が知るべき高齢者の転倒リスクと原因


介護士が利用者様と関わる際に一番懸念すべきは”転倒”のリスクに関してかと思います。

高齢者にとって、転倒は大きな問題です。

 

特に女性は、もともと筋肉の量が少なく筋力が弱いことや、骨粗鬆症になりやすいことなどから、男性に比べ、転倒・骨折の危険がより高くなります。

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画像引用【イラストAC

・高齢者が転倒しやすくなる原因

高齢者の方は老化により骨と筋肉が衰えているためちょっとのことで転んだり、転んで骨折したりすることが多いのはご存知かと思います。

人間は筋肉を無意識に使い歩くときにしっかりと膝を曲げ伸ばしすることでバランスを保っています。

加齢により筋力が衰え体のバランスが崩れると足の上がりが悪くなり何もないところでもつまずきやすくなります。

・経験による行動の萎縮

転倒した経験があると「また転ぶのではないか」という不安や恐怖を感じて、日常生活の中で体を動かさなくなり、食事や排泄などの日常生活動作が普通にできなくなってしまう場合や、外出や活発に行動することを萎縮する場合があります。

その影響で足腰の筋力が弱まり、ますます転びやすくなるという悪循環に陥ることにもなります。

・転倒した際のリスク

転倒し怪我をすると高齢者は回復力も弱まっている為治癒までに時間がかかります。

そしてリハビリから以前の歩ける状態になるまでにも時間が掛かり最悪の場合そのまま「寝たきり」につながる可能性は大いにあります。

こんな言い方はどうかと思いますが、よっぽどいい病院でリハビリ環境が整っていてしっかりリハビリを理解した専門職の方がいてアセスメントをしっかり作り込まなければ今の介護業界で復帰は難しいと言っても過言ではありません。

それほど高齢者が転倒して歩けなくなってしまうと大事になるということです。

 

・高齢者が転倒する環境

高齢者の筋力が衰えた足腰だと一番転びやすいのは1~2cmの室内の段差です。普段あまり「段差」だと意識していないため、つまづきやすいです。

他には 滑りやすい床(フローリングなど)、スリッパやサンダルなどのつまづきやすい履物、カーペットの端やほころびなどが挙げられます。

対策としては、

電気のコードは壁沿いに留めたり、カーペットの端のめくれてしまっている部分を両面テープで留めてみることにより極力転倒のリスクを減らすことは介護士が行うべき環境整備です。

・まとめ

これらの要因は介護士が一番気がつける立場にいます。そして介護が必要な方に対して早急に行わなければならない部分なので共有を行いましょう。

ですが、あまりやり過ぎてもADL低下に繋がる側面や本来は筋力向上、維持を目指すことが最優先ですのでそこに注力するべきかと思います。

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【関連、参考HP】

環境を整えて転倒を防ごう

介護のほんねニュース 介護予防のために転倒を「しない」「させない」工夫2つ

【介護士の本質】”介護の本質”は『自立支援』にある