【介護士必読】廃用症候群とは?介護現場での対策は?


 

 

人間は持っている機能を使わないと、その機能が低下してしまいます。

 

 

これは若い人であっても同じです。

 

例えば

 

病気等で3日間程度、安静状態で生活した後、会社や学校に行こうとすると、

 

初めのうちは、身体がだるくて辛いという経験をした人もいるのではないでしょうか。

 

 

 

だるさ

 

画像引用【からだのだるさは花粉症と思っていませんか?

 

・廃用症候群とは

 

”このような状態がさらに進んだ状態”と言えるでしょう。

 

高齢者で寝たきりの人を見た時高齢による衰弱や脳血管疾患の後遺症による麻痺などが原因であって

 

寝たきりなのは仕方がないと考えがちですが、

 

実は寝たきりの高齢者の多くは廃用症候群が原因であり、

 

しかも廃用症候群による寝たきりは多くの場合改善することが可能なのです。

 

 

 

 

・きっかけとは?

 

 

高齢者が廃用症候群になるきっかけの多くは、入院だといわれています。

 

風邪をこじらせたり骨折したり

 

あるいは脳梗塞等の急性疾患を発症したりといった理由で

 

高齢者が入院しなければならないことはよくあります。

 

 

入院するとその病気を治すために多くの場合は安静を保つことになります。

 

 

これは病気を治すためには、やむを得ないことなのですが、

 

これが廃用症候群の大きな原因になり、病気は治ったものの、

 

寝たきりになってしまったというような事態が起こります。

 

 

病気は治っているので当然退院することになりますが退院後

自宅または介護施設で病院と同じように寝たきりのままで介護を続けることによって

機能の低下が進みます。

 

このような状態が高齢者の廃用症候群の典型的なケースです。

 

 

もちろん、きっかけは入院だけではなく、

 

普通に生活していた人が風邪などが原因で数日間ベッド上で過ごしたり高齢者に多い腰痛等が原因で

 

家に閉じこもったり日中もベッドや布団の中で過ごすことが多くなったりすることも

 

廃用症候群のきっかけになることがあります。

 

 

参考HP【廃用症候群

 

・現場での対策は?

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画像引用【医療法人社団高邦会 高木病院

 

 

1.筋肉量や筋力増加の観点から

骨格筋量の低下と密接に関わっている不使用を解決する方法は運動です。

高齢者においても軽い筋力強化運動を長期間行うことによって骨格筋量の増大、筋力向上の効果は充分認められています。

特に、高齢期には歩行機能の維持・向上、転倒予防に焦点を当てた運動を行うべきです。

従って、高齢者の歩行障害あるいは転倒と密接に関わっている前脛骨筋、大腿四頭筋、腸腰筋、

大腿筋膜張筋、縫工筋、ハムストリング、

下腿三頭筋を集中的に鍛える運動が必要です。

 

2.骨量の維持・増加の観点から

骨萎縮を予防するためには、食事でカルシウムをとる、運動をする、日光を浴びることがポイントです。

丈夫な骨を作るためにはカルシウムをとるだけでは不充分です。

運動によるメカニカルストレスが骨に掛かると骨は強くなり、逆に骨に力が加わらなければ丈夫である必要がなくなり骨は弱くなっていくので、

年齢や体力に応じて無理のない運動を継続することが大事です。骨を強くする運動は骨に圧迫力衝撃力の加わる運動が有効ですが、

骨が弱くなっている高齢者には一番無理なくできるウォーキング、ゲートボール、グラウンドゴルフなど各自の能力に応じて長く続けることが大事です。

3.関節可動域の拡大の観点から

人間の体は、動かさなければ固まってしまう(拘縮)ので、拘縮予防の為に関節可動域運動が必要です。

各関節を全可動域に渡り動かし、少なくとも1日1度は行います。

その次に心掛けねばならないことは、手足のマッサージで、血行を良くし、新陳代謝の促進を促すことです。

参考HP【MY介護の広場

・まとめ

 

このように意識と知識で防げますので、看護師やリーダーに相談の上対策できるようにしておくべきことだと思います。

【関連書籍】

 

 

 

【関連、参考HP】

健康長寿ネット

特集「廃用症候群」

【リハビリテーション】高齢者のリハビリに介護士はどう関わっていくべきか