【介護レポート1】明日から一体どうしたらよいのか —–その日は突然に。


90歳になる母の介護をしています。これまでいくつかの施設や多くの方々にお世話になりましたが、その中で思ったことや感じたことなどを少しでもお伝えしたいと思って書いてみましたので、読んでいただけると嬉しいです。

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1.明日から一体どうしたらよいのか ————その日は突然に。

平成17年に父が亡くなり、母は一人暮らしとなりました。気丈に一人で生活していましたが、平成25年頃から足の痛みが強くなり、歩行もおぼつかなくなってきていました。

 

そして、平成27年1月25日、大量の下血をして緊急入院、緊急輸血となりました。胃からの出血だったことが分かり、症状は落ち着いていきましたが、不整脈を何度か起こし、その都度薬の投与で正常に戻していました。そのため退院はだいぶ先になるだろうと思っていました。

 

ところが、3月7日、ちょうど病院にいた私と弟が主治医に呼ばれ、これ以上は状態が変わらないので退院するようにと急に言われ、さらに、一人暮らしはもう無理だからと言われました。その病院は、家族の誰かが面倒をみるのは当たり前と思っているらしく、相談にも乗ってもらえませんでした。後から来た姉と3人、一体どうしたらよいのかと頭を抱え込みました。3軒ともそれぞれの事情で母を引き取ることはできず、かといって、介護認定を受けていなかったため、相談するケアマネージャーもいませんでした。介護認定に対しては、私の夫が15年前の40歳の時に、要介護3の認定を受けていたので知ってはいましたが、母は入院する前まではまだ介護は必要ではなかったため、利用していなかったのです。3軒はそれぞれどうして引き取れないのかを言ってはみるものの、それでは明日からの母をどうしたらよいのか、全く考えつきませんでした。役所に相談しようにも、明日にでも退院するようにと言われたのが土曜日だったため、それさえもできませんでした。不整脈は起こらないかもしれないのだから、一人暮らしの家に帰したらどうかともなりましたが、不整脈が出る可能性があるのに、それはいくらなんでもできないだろうと、私たちは途方に暮れました。

 

そんな私たちに助け船を出してくれたのが、義理の妹でした。義妹の知り合いの人が看護師をしている個人病院に、知り合いの人を通して相談してみることになったのです。幸いその病院の院長先生が受け入れを承諾してくれ、一日置いた3月9日、転院となりました。

 

今回、相談に乗ってもらう人の存在というものが、いかに大事なことかを思い知らされました。身体介護にかかわっていても、老人介護に対しては全く見当もつきませんでした。このあと、いろいろと介護のことを教えてもらうことになりましたが、それでどんなに助けられたことでしょうか。

 

母は、転院した先でも何度か不整脈を起こしたので、文字通り、命拾いをしました。しかしそこで私は、今まで知っていた病院とは違う「病院」の存在を、はじめて知ることになります。それは、次回に。

 

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